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2024/6/15

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なぜいまイギリス産ワインに熱視線が注がれているのか

少し前までは、イギリスと聞いてワインを思い浮かべる人はほとんどいなかったのではないでしょうか。


ところが最近、イギリスのワイン産業は目覚ましい発展を遂げ世界中から注目を浴びています。

過去10年間でブドウ畑の作付面積は160%増加し、年間1,500万本以上のワインが生産されてるいま、イギリスは誰もが認める世界で最も急成長しているワイン産地のひとつとなっています。

 

マーケットも順調に拡大し、イギリスワインは現在ではアメリカや日本を含む世界40カ国以上に輸出されており、れっきとしたワイン大国に仲間入りしつつあります。

 

イギリスワインとはどのようなワインなのか。一体なぜそのようなことが可能だったのか。

今回はその謎に迫っていきます。

イギリスワインづくりの歴史

イギリスワインの歴史は意外と古く、少なくとも紀元前までさかのぼることができるといわれています。

ところがそれから実に2000年近くの間、外敵の侵攻や気候不良、疫病などさまざまな事象が重なり、イギリスのワイン作りは苦難の歴史をたどります。
 

20世紀に入り何人かのパイオニアがイギリスのワイン作りの復活に決定的な役割を果たし、昆虫学者であり経済学者でもあったGeorge Ordish(1906-1992)が生まれ故郷のイギリス南部・ケントに戻った際、シャンパーニュ地方の気候や景観との類似性に衝撃を受け、イギリス産のブドウで良質なワインが造れるかどうか調査することにしたことが転機となりました。

同じ時代にRay Barrington Brock(1907-1999)はサリー州に研究所を設立し、欧州、ロシア、アメリカの主要ワイン生産国の大学やブドウ栽培研究所からブドウの木や挿し木の苗木を入手し、600種類以上のテーブル用ブドウ品種とワイン用ブドウ品種を試験栽培しました。


こうした地道な研究と熱意は、法改正等によりイギリス政府に後押しを受け、現代イギリスワイン作りの基礎が出来上がったのです。

最高品質のワインを生み出せる秘密

あらゆるイギリスワインの品質が着実に進化を遂げていますが、中でもスパークリングワインの進化には特筆すべきものがあります。
産地の多くがイングランド南部を中心に位置していることから、イギリス産スパークリングワインは「イングリッシュスパークリングワイン」と呼ばれることが多くあります。

 

イギリス南部は大昔にはフランスと地続きであったと考えられており、シャンパーニュ地方の白亜石灰質ととても近しい地質であることなど、もともと良質なスパークリングワインを生み出す素地は備わっていました。


これに加え、近年の驚くべき発展の秘密は下記で説明できそうです。

  1. 気候変動による影響
    ここ30年でイギリスの平均気温はおよそ1℃高くなったと言われていますが、この1℃の上昇がワイン作りにおいて決定的な役割を果たしました。それまで栽培が難しかった品種の栽培が可能となり、冬季の霜害のリスク減少などより安定した環境でぶどうの栽培を行うことができるようになりました。
     
  2. ぶどう管理技術の向上
    イギリスのぶどう生産者はぶどうの生産を最適化するため最先端のぶどう園管理技術を積極的に取り入れています。ブドウの木の健康状態管理、高度なかんがいシステム、栄養レベルを監視・管理する技術など、ロンドンを中心とした欧州一活発な最先端のテックコミュニティがこれらの技術を下支えし、生産者はぶどうの品質と収量を最大限に高める努力を行なっています。
     
  3. 国内消費者の高品質ワインへの期待の高まり
    イギリスはもともとシャンパンの一大消費国でした。2023年統計(CVIC: シャンパーニュ委員会)によると、出荷先別本数第1位のアメリカ2,690万ボトルに対しイギリスは2,550万ボトル(第2位)を記録しており、両国の飲酒可能な人口の差を考えると1人あたりのシャンパン消費量は驚異的な水準です。
    イギリスのスパークリングワインはこうした厳しい舌を持つ国内消費者に磨かれ、着実に品質が向上してきたことは間違い無いでしょう。
     
  4. 積極的な研究開発投資
    多くのブドウ園は、気候の変化に適した新しいブドウ品種を開発するため、積極的に研究開発に投資を行なっています。熱心で勤勉なイギリスのぶどう生産者が、イギリスワインの堅実な成長を牽引していることが伺えます。

注目ワイナリー | Roebuck Estates

そんな急成長中のイングリッシュスパークリングワインですが、その中でも最注目のワイナリーが


Roebuck Estates(ローバック エステート)
 

です。


「毎年、特別なヴィンテージスパークリングワインを造る」というビジョンの元、伝統的な栽培方法で育てた自社農園のぶどうを丁寧に手摘みで収穫し、ワイナリーで優しく圧縮して得られる最高品質の果汁のみを使用したプレミアムなワイン造りを行なっています。


その絶対的な品質はデキャンター・ワールド・ワイン・アワードのベスト・イン・ショーやプラチナ・メダルをはじめ、権威あるワインコンクールで数々のトロフィーや賞を受賞していることからも裏付けられており、ロンドンのミシュラン星つきレストランやハイエンドホテル、有名老舗百貨店で取り扱われています。


またRoebuck Estatesを語る上でもう一つ欠かせないこと ー それは同ワイナリーの環境保護に対する揺るぎない姿勢です。

 

ワイン作りはサステナブル(持続可能)でなければならないという信念のもと、環境保護に最大限の配慮と投資を行なっています。

その姿勢はワイナリーの名称にも象徴されており、ワイン畑の広がるサセックス州・ケント州の美しい環境を歩き回る野生のノロジカのように自分たちの土地に多大な敬意を払い、その素晴らしい環境にノロジカのような最も軽い足跡しか残さないことを目指しています。

 

近年はフルタイムのエコロジスト(生態学者)をチームに加え、サステナブルな環境を維持するだけでなくぶどう生産環境のさらなる向上をはかっています。

Roebuck Estatesのスタイル
 

ROEBUCK ESTATESのフラッグシップボトル・Classic Cuvéeのスタイルは、一言で言えば華やかでエレガント。


ドサージュ(補糖)を6g/ℓに抑えスッキリとしたシャープな味わいながらフルーティなアロマが口いっぱいに広がります。シャンパン製法の良いところを取り入れながらもシャンパンとは異なる味わいを提供する、まさにプレミアムイングリッシュスパークリングワインの未来を照らすようなテイストです。
 

特別な日を祝うスパークリングとして、ぜひ選びたい一本です。

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